大分県 日田市役所 様

大分県日田市

日田市は、人口64,912人(2019年11月当時)の、福岡県と熊本県に隣接した北部九州のほぼ中央、大分県の西部に位置し、周囲を阿蘇・くじゅう山系や英彦山系の美しい山々に囲まれた面積666.03平方キロメートルの町です。古くから北部九州の各地を結ぶ交通の要衝として栄え、江戸時代には幕府直轄地・天領として西国筋郡代が置かれるなど、九州の政治・経済・文化の中心地として発展しました。

ともにつくる一人ひとりが主役の　ひた

日田市役所では、「水郷文教 天領のまち」として環境、教育、観光の取り組みにも力を入れています。 日田市に流れる三隈川は、九州一の大きな川である筑後川の源流、上流地域を占めており、山々の緑と清流の里｢水郷（すいきょう ）ひた」と呼ばれています。この水郷ひたの環境を未来へつなぐため、日田市では毎年「市民参加の森づくり大会」が開催されています。

本大会では、日田市民や筑後川下流域住民の方に、森林の役割や、森林を育てることの大切さを理解してもらうために開催されており、日田市民だけでなく福岡都市圏、久留米市からも参加者が集い、苗木を植栽しています。植栽した苗木は、1本1本が森を作り、川を豊かにし、日田流域が潤うようにと願いを込めて植樹されており、水郷ひたの環境は市民によって守り育てられています。

その他にも、日田市では、市独自の環境マネジメントシステムとなる「環境コンプライアンスマニュアル」を運用しており、更なる環境の保全にも努めています。 日田市文教の礎である広瀬淡窓が開いた「咸宜園」の教育は現代にも受け継がれています。「咸宜園」の理念【咸宜】【敬天】【治めて後、学ばせる】を生かし、各学校が創意工夫して特色ある学校教育活動を行っています。生徒たちは、この咸宜園の教育を通じてふるさとの歴史や伝統から多くのことを学んでいます。

天領のまち日田市は、天領時代の繁栄を物語る町並みが今に息づき、その古い町並みや風情から「九州の小京都」と呼ばれています。なお、この町並みを残しながらも地域の活性化に努めるまちづくりにも力を入れています。

春には「天領日田おひなまつり」、夏にはユネスコ無形文化遺産に登録されている「日田祇園祭」が毎年行われ、地域の宝として継承し続けています。また、2020年には、日田市出身の諫山創氏の作品「進撃の巨人」の銅像が作られる計画があり、今後の日田市にも目が離せません。 ※「水郷」という言葉は、 日田の水が澄んでいることから、 濁らず「すいきょう」と読みます。

導入背景と選定のポイント

日田市役所では、以前より、FXC製のスイッチを利用しておりましたが、機器の老朽化対策と更なるネットワークの安定性を構築するためリプレイスを検討し、今回FXCのL2+管理機能付スタッカブルスイッチ「FXC6552」が採用されました。 以前から利用していたFXC製のスイッチは、耐久性や動作の安定性が高いと評価頂いており、今回のリプレイスにあたっても、FXC製のスイッチを選定頂いた経緯がありました。 また、耐久性や安定性以外にも、FXC6552は、他社製のメインスイッチとも相性が良く、トラブルが起きることもなく安定したネットワークを構築できる点も今回の選定ポイントでした。 現在日田市役所では、サーバ室と市役所本庁及び、別館の各階執務室をつなぐフロアスイッチとしてFXC6552を20台、MGB-LXを26台利用されています。市役所本庁、別館の職員の約600人の端末が、FXC6552を通して接続されており、業務の支えとなっています。

導入後の効果

2019年3月に導入頂いてから約1年が経過し、現在の様子について、日田市役所 総務部 情報統計課 主査 梶原雅隆氏にお話を伺いました。 「導入以来、故障やトラブルはなく、問題なく使用できています。また、ループ発生時に、FXC6552のループガード機能により、トラブルを止められて、全体に影響を及ぼさなかった事例があります。」と実際の使用中に起きたトラブルを事前に抑制したお話を伺うことができました。 FXC6552は、導入後も安定し、止まらないネットワークを提供し続けています。

今後の展望

最後に今後のFXCへの展望についてお話を伺いました。 「今後も安定したネットワークを構築する機器の供給とサポート体制をお願いします。」というお言葉を頂きました。 FXCでは、今後もネットワーク機器の提供はもちろんのこと、営業をはじめとするサポート体制のさらなる向上を図り、日田市役所の安定したネットワークをサポートし続けていきたいと思います。

ネットワーク構成図