導入事例

韮崎市役所 様

導入していた機器のリース期限切れを契機に大規模なリプレイスを行った。 これを機にネットワークの見直しと新たに機器選定を行う。最重要視したのは「止まらないネットワーク」。

業種
  • 官公庁/自治体
製品
  • メディアコンバータ
  • L2+スイッチ
  • L2スイッチ
目的・課題
  • 簡素化
  • 帯域増強
  • 冗長化
  • 費用対効果
  • 可用性

Data

市役所名
韮崎市役所
所在地
山梨県韮崎市水神一丁目3番1号
URL
https://www.city.nirasaki.lg.jp/
導入事例/ソリューション集
ダウンロード
FXCの導入事例/ソリューションを1冊にまとめた冊子をダウンロードいただけます。

韮崎市役所 様

韮崎駅に降り立つと、まず、平和観音の優美な姿が出迎えてくれます。
関東三観音の一つに数えられる平和観音は、市民の平和と安全を祈願し建てられたそうです。
山梨県韮崎市は、東京から約130㎞・県都甲府市から12㎞の県北西部に位置する人口32,047人(平成22年5月1日現在)の小規模自治体で。 市を縦断する形で佂無川(富士川)と塩川の2大河川が流れ、これらに西の南アルプスや東の茅ケ岳の山岳地帯に発源する無数の小河川、直交するように注いでいます。佂無川、塩川の流域には沃野が開かれていますが、これを二分して七里岩と呼ばれる台地が中央部を走るため、地勢は平地・山地・山麓地・丘陵台地が並存する複雑な様相を呈しています。
今回の訪問先である、韮崎市役所の駐車場や入り口にはサッカーボールのオブジェが配され「サッカーのまち韮崎」らしい活気あるスポーツの町の雰囲気を感じさせてくれます。
また、韮崎市のイメージキャラクターであるニーラも随所で出迎えてくれます。

キャラクターで地域活性化

二ーラとは、堀貞一郎氏の進める物語(ストーリー)による地域活性化プロジェクトの1つとして2009年作成された創作絵本「ニーラ」から誕生した「神様のお使いで、夢をかなえる不思議なカエル」です。関連グッズも多数製作されており、4月からは125CC以下のバイク等市町村で登録が必要な5機種のナンバープレートに、韮崎市オリジナルナンバープレートとしてニーラがあしらわれます。
ニーラは韮崎のキャラクターとして市内はもとより、観光に訪れた方々からも愛されています。
また、市では、JR韮崎駅前の旧ショッピングセンタールネスを改修し、「韮崎市民交流センター」として現在整備をすすめています。市民交流センターは市民の生涯学習・文化芸術活動の発信、活動支援、会議室の提供のほか、センター内の公民館、図書館、子育て支援センターなどとの連携を通じ、あらゆる世代が集い交流できる市民主体の協働のまちづくりの推進を目指す施設です。

重視したのは「止まらないネットワーク」

 

このように大変活気ある韮崎市で、昨年市役所の大規模なネットワーク整備が行われ、多数のFXC製スイッチ、その他製品が導入されました。導入していた機器のリース期間切れをきっかけに、大規模なリプレイスが行われ、これを機会にネットワークの見直しと、新たに機器の選定が行われたそうです。
実施されたのは、主に本庁舎と別館です。また、それまで簡易的なネットワークしか入っていなかった保健福祉センターでは新たに整備と機器の導入が行われました。

リプレイスにあたり重視された点は、「以前は導入の際からメーカーが別れ、障害等が発生するたびに保守の手続きが煩雑だったため、窓口を一本化できることが重要でした。また、保健福祉センターでは機器をきちんとしたHUB収納BOXなどに入れておらず、 むき出しになってたため、勝手にケーブルを抜き差しされることによる障害が多発していたのですが、そういった管理の面の改善も目指しまた。」(樋口様)
一本化による保守のし易さと共に、今回最重要視されたポイントは安定した動作、すなわち「止まらないネットワーク」でした。
以前はL3スイッチがシングル構成、ディストリビューション、アクセスもシングル構成でしたが、今回は各フロアが光接続になった上L3スイッチが二重化され可用性が増しています。
光ケーブルも2芯を使用されていますが、シングル1本で通信ができるものに変えたため、同じ2芯でもイーサチャンネルを組む2Gbps帯域増することが実現しました。

 

可用性、帯域増に加え、5年後を目処に想定されるリプレースまで使用できることを見据えた上で、アプリケーションが増えても対応できるネットワークということが大きく変化したポイントです。また、今回は監視端末も導入、ネットワークの「見える化」が実現。トラブル時の迅速な対応に、過去の稼動状態のトレースも可能になります。「とにかく一番大切なのは止まらないこと。以前はコスト面からも二重化が難しかったけれど、近年の機器類の価格が下がったことで実現できました。価格面ももちろん大切ですが、ダウンさせないこととコストのバランスが重要でした 。」(樋口様)
これらを踏まえ、各フロアのL2スイッチ、メディアコンバータ、SFPをFXC製品で統一することが出来、障害発生から復旧までの迅速な対応が可能となりました。

 

存在を忘れる機器

FXC製品をご使用頂き、これまでの感想を伺いました。
「HUB収納BOXの中に入っていて目に付かないので存在を意識することはあまりないです。 開けて見る必要がないということは、それだけトラブルがないということだと思います。また、24時間空調が効いていればいいけれど、退庁してしまえば空調は止まる。夏場も土日を挟めば場所によってはかなりの高温になります。こういった環境でも安心して使用できるというのは大きなポイント。環境という面では、担当の机の間にスイッチを置いているけれど、静かで音に関する苦情もないです。」(樋口様)
「存在を忘れられる機器」とはメーカーとして少し寂しいようにも思いますが、実は良いネットワーク機器の条件ではないでしょうか。最良の評価を頂けたと大変光栄に思います。「夢と感動のテーマシティ韮崎」をキャッチフレーズに、快適で活力ある都市を目指す韮崎市。
その素晴らしい未来の躍進にFXCが協力していけるのは素晴らしいことだと思います。

 

ネットワーク構成図

 

導入事例/ソリューション集
ダウンロード
FXCの導入事例/ソリューションを1冊にまとめた冊子をダウンロードいただけます。