リンクステートトラッキングを設定する 次項 » « 前項
概要
アップリンクポートが切断された際に、自動的にダウンリンクポートをシャットダウンする機能。
障害発生時、経路の切り替えが必要となる場合に使用する。
コマンド
リンクステートグループの作成
アップリンクポート・ダウンリンクポートの設定
link state track [ 1-2 ] | |
デフォルト コマンドモード 使用ガイド |
無効 コンフィギュレーションモード リンクステートトラッキングの有効化 トラッキンググループの作成 トラッキンググループは2つまで作成可能 |
link stategroup [ 1-2 ] { upstream | downstream } | |
デフォルト コマンドモード 使用ガイド |
無効 インターフェイスコンフィギュレーションモード 指定するトラッキンググループにアップリンクポートまたはダウンリンクポートの設定 upstream:アップリンクポート downstream:ダウンリンクポート |
初期値
- 無効
想定シナリオ
- ポート1-2をアップリンクポート、ポート3-4をダウンリンクポートと設定する
設定例
FXC(config)# FXC(config)# FXC(config-if-range)# FXC(config-if-range)# FXC(config)# FXC(config-if-range)# FXC(config-if-range)# FXC(config)# FXC# |
configure terminal link state track 1 interface range gigabitEthernet 0/1-2 link state group 1 upstream exit interface range gigabitEthernet 0/3-4 link state group 1 downstream exit exit show link state group |
リンクステートトラッキング1を作成 ポート1-2を指定 アップリンクポートの設定 ポート3-4を指定 ダウンリンクポートの指定 設定確認 |
Link State Group:1 Status: Enabled, Up Upstream Interfaces :Gi0/1(Up), Gi0/2(Up) Downstream Interfaces :Gi0/3(Up), Gi0/4(Up) Link State Group:2 Status: Disabled, Down Upstream Interfaces : Downstream Interfaces : (Up):Interface up (Down):Interface Down (Dis):Interface disabled FXC# |
備考
トラックグループは2つまで。各グループでアップリンクは最大8ポート、ダウンリンクは256まで設定可能
アップリンクポートが複数ある場合、すべてのアップリンクポートがリンクダウンした時点でダウンリンクポートはダウンする
関連コマンド
リンクステートトラッキング設定の確認
show link state group