QoSを設定する 次項 » « 前項
概要
QoSの設定は以下の3ステップとなる
1.トラフィックのクラス分け
クラスを作成し、トラフィックの分類を行う
クラスはACL、IP PRE、DSCPで作成が可能
2.ポリシーの作成
ポリシーを作成しクラスに関連付ける
3.インターフェイスへポリシーの適用
ポリシーをインターフェイスに関連付ける
コマンド
クラスの作成
class-map [ クラスマップ名 ] | |
デフォルト コマンドモード 使用ガイド |
無効 コンフィギュレーションモード 31文字以内で作成するクラス名を入力 |
クラスへの関連付け
match access-group [ ACL名 ] | |
デフォルト コマンドモード 使用ガイド |
無効 クラスコンフィギュレーションモード クラスに関連付ける作成済みのACL名を入力 |
ポリシーの作成
policy-map [ ポリシー名 ] | |
デフォルト コマンドモード 使用ガイド |
無効 コンフィギュレーションモード 31文字以内で作成するポリシー名を入力 |
ポリシーへクラスの関連付け
class [ クラス名 ] | |
デフォルト コマンドモード 使用ガイド |
無効 ポリシーコンフィギュレーションモード ポリシーに関連付ける作成済みのクラス名を入力 |
優先度の変更
set ip dscp [ 0 - 63 ] | |
デフォルト コマンドモード 使用ガイド |
無効 ポリシーコンフィギュレーションモード ポリシーに一致したトラフィックの優先度を指定値に変更 ※cos(範囲:0~7)への変更も可能 |
インターフェイスへポリシーの適用
service-policy [ output / input ] [ ポリシー名 ] | |
デフォルト コマンドモード 使用ガイド |
無効 インターフェイスコンフィギュレーションモード インターフェイスに適用されるポリシーの設定 物理インターフェイス・VLANインターフェイス・アグリゲートポートへの適用が可能 |
初期値
-
無効
想定シナリオ
192.168.1.0/24からの通信出力を最優先とする
その他の通信は優先しない(デフォルトの優先度)
設定例
FXC# FXC(config)# FXC(config-ext-nacl)# FXC(config-ext-nacl)# FXC(config)# FXC(config-ext-nacl)# FXC(config-ext-nacl)# FXC(config)# FXC(config-cmap)# FXC(config-cmap)# FXC(config)# FXC(config-cmap)# FXC(config-cmap)# FXC(config)# FXC(config-pmap)# FXC(config-pmap-c)# FXC(config-pmap-c)# FXC(config-pmap)# FXC(config-pmap-c)# FXC(config-pmap-c)# FXC(config-pmap) FXC(config)# FXC(config-if-range)# FXC(config-if-range)# |
configure terminal ip access-list extended acl1 permit ip 192.168.1.0 0.0.0.255 any exit ip access-list extended acl2 permit ip any any exit class-map cmap1 match access-group acl1 exit class-map cmap2 match access-group acl2 exit policy-map pmap1 class cmap1 set ip dscp 46 exit class cmap2 set ip dscp 0 exit exit interface range gigabitEthernet 0/1-8 service-policy output pmap1 |
ACL(acl1)の作成 192.168.1.0/24を指定 ACL(acl2)の作成 その他すべてを指定 クラス(cmap1)の作成 acl1を関連付け クラス(cmap2)の作成 acl2を関連付け ポリシー(pmap1)の作成 cmap1の優先度を46(最優先)とする cmap2の優先度を0(デフォルト)とする ポート1-8の指定 pmap1を出力する際のポリシーに設定 |