ホテル日航金沢 様

ホテル日航金沢

加賀百万石の歴史と伝統を受け継ぐ古都金沢。文化の香り高い古都ステイにふさわしい「ホテル日航金沢」は2017年4月10日に開業23年を迎えました。JR金沢駅東口を出ると一際高くそびえる北陸最高層のランドマークホテル。地下道直結で徒歩3分という好立地で、全客室が17階以上にあり、金沢の街並みが一望できる抜群の景観を誇ります。金沢らしい気品あふれるヨーロピアンテイストのホテルです。 旬の味覚が愉しめるレストランも充実しており、朝食には高い評価を誇る「ザ・ガーデンハウス」のバイキング。トリップアドバイザー、朝食の美味しいホテル2017年で9位にランキングされました。

企業理念はお客様の想いを受け止め、目に見える「サービス」へと体現し、いい記憶から最高の思い出、一生忘れられない感動へとつなげる幸せのパートナーとなること。お客様の想いを受け止め、目に見える「サービス」へと体現し、いい記憶から、最高の思い出、一生忘れない感動へとつなげる「一期一"縁"のおもてなし」でお客様をお迎えしています。

無線アクセスポイント導入の背景

今回、ホテル日航金沢の施設・調達部長の左藤誠一様にご導入いただいた経緯についてお話を伺いました。

「約10年前に主としてビジネス向けに有線LAN環境を構築しました。当時、無線LANの検討も俎上に載りましたが、導入には至りませんでした。 転機を迎えたのはMICEでした。MICE誘致に積極的に取り組むには客室のWiFi環境が必須条件となったのです。」 当時、誘致の機会損失になることも懸念し、2013年11月にWiFiの導入に踏み切り、1フロア毎にアクセスポイントを3箇所設置しました。利用客は着実に伸長し、特に欧州からの旅行客も増え、海外からの旅行客の比率は16%に増えたそうです。 しかしながら、導入したWiFiは共用のため、客室によっては電波が隅々まで届かず、WiFiのつながりが良くないというお声が散見され、快適につながる環境を早急に構築する必要性があると感じたと左藤様は当時を振り返ります。 2015年の北陸新幹線が開通を控え、大きな話題として連日メディアに取り上げられたことは記憶に新しく、観光客が急増することが見込まれ、宿泊客の期待を上回るサービスを提供するうえでも全客室への無線アクセスポイントの導入は急務でした。

AE1021 ご選定のポイントと導入の効果

無線アクセスポイントの導入にあたり、左藤様より選定の条件として4つのポイントが提示されました。

①コストパフォーマンスに優れている
②今あるインフラを生かす
③各客室ごとに専用のアクセスポイントを設置
④安全性を重視

2016年10月に現地調査を経て、テレコムエンジニアリング様から無線アクセスポイントを含めた3つの提案を社内で検討し、11月下旬には最終決定をされました。異例の早さでした。 選定にあたっては客室の既存LANケーブルが接続された並列の6連プレートの片側が利用できる状態にあり、FXCの「AE1021」が、相性良くぴったりと合致。左藤様も「これはいける」と確信したそうです。 年末にはホテルスタッフの多大なご尽力もあり、ホテルを稼働しながら間隙を縫って客室に順次設置し、わずか1週間という短期間で254室への設置が完了しました。 導入後は、接続の不満のお声は皆無となりました。

今後の展望

左藤様が初めてFXC製品を手にした時、形状が大変印象的でユニークな製品を手がけているメーカーであると感じたそうです。 ホテルでの無線LANの使われ方を熟知したテレコムエンジニアリング様より「AE1021」をご提案する前に、FXCへホテル仕様のファームウェアの開発を依頼したところ、わずか3ヶ月で対応してくれたエピソードを披露され、左藤様は、すぐにアクションを起こしてくれ、小回りがきき、好印象を持ったと笑顔でお話されました。 最後に今後のサービスの展望についてお話を伺いました。 「ネットワークは当たり前の世界で、自ら学習する人工知能も現実的になって来たと感じます。ネットワークを使ってお客様一人一人の趣向に合ったサービスや情報を提供できる時代もすぐそこにやって来ています。 ホテル日航金沢では、おもてなしの心、人と人のコミュニケーションを根底に置きながら、新しい技術を活用して、一味違うサービスでお客様との関係性を強め、さらにご満足いただけるサービスを提供して参りたいと思います。」