導入事例
宮若市イントラネット 様
合併により県下でも有数の面積となった。住民サービスの格差が発生しないよう平成18年に地域イントラネット基盤施設整備事業を実施。
- 業種
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- 官公庁/自治体
- 製品
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- メディアコンバータ
- 目的・課題
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- 帯域増強
- 冗長化
- 管理/監視(可視化)
- 費用対効果
- 可用性
- サービス品質の向上
- 導入事例/ソリューション集
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地域イントラネットワーク構築の先進ユーザ宮若市
住民への情報格差をなくした使い勝手の良い情報サービスを提供
平成18年2月11日に旧宮田町と旧若宮町が合併して誕生した宮若市は、福岡県筑豊地方に位置し、多くの自然と福岡の奥座敷とも呼ばれる脇田温泉など、観光資源に恵まれた地方都市です。また、戦前は炭鉱都市として栄えていましたが、エネルギー革命の影響とともに、企業誘致に力を入れ、現在ではトヨタ自動車九州とその関連企業が立地する産業都市としても発展しています。
当市における情報化施策は常に先進的なものであり、平成10年に九州の自治体の先駆けとして、ギガビットイーサネットを利用した庁
内基幹ネットワークシステムを構築しました。
合併により、福岡県下でも上位の面積を保有することになった当市では、市内中心部から離れた地域においても、住民サービスの格差が発生しないこと、より身近な住民サービスを提供することを目的とし、平成18年度に地域イントラネット基盤施設整備事業を実施しました。
本庁と出先施設49箇所を結ぶ光ファイバーネットワークでは、高速・大容量回線を活かした行政・観光情報サービスの提供により、これ
まで市役所、支所の2箇所でしか発行できなかった証明書(住民票の写し・住民票記載事項証明書、印鑑登録証明書、納税証明書など)が遠隔地の特定郵便局等を含め計7箇所で発行できるようになりました。中央公民館など市内25箇所に設置した住民開放端末(KIOSK端末)では、タッチパネル式の簡単操作で、インターネットの利用、オンデマンド方式による動画や観光情報の提供、3Dコンテンツと衛星画像を利用した施設紹介や市営バスの運行情報提供を行っています。また、議会中継や施設予約システムによるスポーツ施設や社会教育施設の空き・予約状況の閲覧、学校コミュニケーションシステムによる、カメラ付パソコンを利用した学校間の交流等、様々な住民サービスの提供を実施しています。
宮若市地域イントラネットワーク構成にFXC製メディアコンバータを採用
「地域イントラネットの構成機器を導入する際に考慮したポイントのひとつは、構成機器の無償保証期間にありました。」(宮若市役
所 市民生活課 情報推進係長 菊池 賢豪氏)「総務省からの補助対象に保守費用は含まれていないため、導入後の市負担金を軽減することができるよう、最低3年間の無償製品保証を備えることを入札時の仕様に盛り込み、その仕様に該当したのがFXC製品でした。
しかも先出しセンドバック保証であるため、導入した機器に万が一不具合が発生しても、FXC社サポートセンターに連絡するだけで同等製品を即座に提供してもらえることも導入の決め手となりました。」「技術的な仕様としては、既設設備を有効に利用するため様々なインタフェースを同一メーカ機器で提供できること、基盤となる光ファイバーの状態を監視できること、冗長化が可能であることなども
機能仕様として盛り込んでいます。」(コンサルティング アイネットワーク研究所 取締役 榮 泰弘氏)
「今回の地域イントラネット構築には、約2ヶ月間の疎通・性能負荷テストを行いました。」(三井情報株式会社 営業三部 九州営業所 システムエンジニア 梶山 毅氏)「結果としては、問題なく満足のいくものでした。」「本庁と出先施設49箇所という広範囲の環境下で安定稼動を実現するためには、電源の冗長化を確保すること、常に状態を監視し異常が発生した場合、いち早く管理者に通達することにありました。導入したメディアコンバータをMCMRARK100(集合ラック)に搭載することで、電源の冗長化とSNMPによる監視を可能とし、リンクフォワード機能(*)により従来のメディアコンバータで問題とされていた、光ファイバー断線時の異常検出についても容易に判断することが可能となりました。メディアコンバータだけでなく一部の箇所にFXC製のスイッチングハブを導入していますが、これもコストパフォーマンスに優れた製品であり、エンジニアにとっても扱いやすい製品群が揃っていると感じています。
また、従来からFXC社とは取引がありますが、エンジニアのサポート体制も充実しておりクイックレスポンスでとても助かっていす。」
FXC社への期待
FXC製品の導入を決めた菊池氏、構築を担当した梶山氏からの期待として、当然ですが情報サービスの利用者である住民の方々に迷惑を掛けないこと即ちシステムの安定稼動が一番と思っています。現在FXC社のサポート体制には満足していますが、何か問題が発生した際の代替機の発送、迅速な対応をこれからも提供してくれるものと期待しています。また、地方財政が厳しい昨今、コストパフォーマンスに優れた製品群を提供し続けて頂けるよう希望しています。
最後に
「情報化サービスに終わりはありません。住民の皆様方にもっと便利で住みやすい情報サービスを提供できるよう、宮若市は努力してまいります」(菊池氏)
*リンクフォワード機能:一方のポートのリンクが「OFF」になった場合、もう一方のポートのリンクも強制的に「OFF」にする機能
三井情報株式会社について
三井情報株式会社は、ネクストコム株式会社と三井情報開発株式会社が 2007年4月1日をもって合併し誕生しました。
システムインテグレーション、ボイスネットワークインテグレーション、データネットワークインテグレーションを主軸に、インフラからアプリケーションにわたり、コンサルティングから構築、運用・保守に至るまでシームレスなICTサービスをご提供します。
お客様からの要求に常に応えることのできる企業を目指し、拡大する市場を積極的に取り込みながら成長・進化してまいります。
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