"さっぽろ雪まつり" 8K非圧縮映像の配信を支援 FXCの映像伝送技術
2017/02/07
FXCは、国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT(*1)主催の実証実験において、"さっぽろ雪まつり"会場を基点に、従来の4倍超の100Gbps超の8K非圧縮の超高画質映像と、8K相当品質の立体音響環境の遠隔中継に参加いたしました。
初参加となる今回の実験では、FXC製の超小型ADM(*2)ボックス「LightEdge100AD」を札幌の研究開発用ネットワークテストベッド「JGN(*3)」の札幌コネクティングポイント(HOTnet)とSINET5(*4)のデータセンターに各1台設置し、その拠点間を1芯の光ファイバーで中継する役割を担いました(※100G+40G+40Gを1芯双方向で通信)。
(*1)NICT…National Institute of Information and Communications Technologyの略称。
(*2)ADM…Add Drop Multiplexingの略称。アド/ドロップマルチプレクサ。 既存の高帯域幅データストリームに 複数の低帯域幅信号を追加する機能と、低帯域データ速度チャネルのトラフィックを、より高帯域の集合チャネルに多重、または分割するデバイス。他の低帯域幅信号をアドまたはドロップし、ストリームから削除してリダイレクトする機能も備えている。
(*3)JGN…NICTが2011年4月から運用している未来のICT社会に見合う新世代ネットワーク技術の実現と、その展開のためのテストベッド。
(*4)SINET…Science Information NETwork。国立情報学研究所(NII)が日本全国の大学、研究機関等の学術情報基盤として構築、運用している学術情報ネットワーク。
※実証実験の内容は、国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)のプレスリリースでご覧いただけます。
「109Gbpsの8K非圧縮映像と音響環境の分割遠隔配信に成功」
◎LE100AD について
- ・Point to Point
- ・1+1のプロテクションを伴ったPoint to Point
- ・リニア Add/Drop、リングトポロジー
- LE100ADは拠点間通信を通過するデータを暗号化することにより、セキュリティ上の利点も提供します。
LE100ADは1Uサイズという最小スペースで200Gの大容量通信を可能にし、拠点間通信の収容効率を向上させる光伝送装置です。LE100ADは標準の1Uサイズに基づいた200Gユニットであり、マルチレート、マルチプロトコルの10G/40G及び100Gサービスを2つの100GOTU4アップリンクに集約することを可能にします。
LE100ADの特徴は柔軟性とモジュール性にあります。次の3つの異なる方法にて、混合されたサービス(最大16)を多重化することが可能です。