導入事例
沖縄クロス・ヘッド株式会社 様ユーザビリティの高さを評価
沖縄クロス・ヘッド株式会社様が管理運営している「沖縄クラウドネットワーク」に FXC 製 LE100GM、LEX1881-2F を導入いただきました。
- 業種
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- 通信(キャリア・DC・xSP・CATV)
- 製品
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- WDM+OTN
- メディアコンバータ
- 目的・課題
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- 容易性
- 帯域増強
- 冗長化
- 費用対効果
- 可用性
Data
- 導入場所名
- 沖縄クロス・ヘッド株式会社
- 設立
- 2006/06/01
- 年商
- 10億円
- 事業所数
- 6拠点
- 従業員数
- 90名
- 導入事例/ソリューション集
ダウンロード - FXCの導入事例/ソリューションを1冊にまとめた冊子をダウンロードいただけます。
日本とアジアのハブに。IT 立県への挑戦
沖縄県におけるIT産業は、今や観光と並ぶリーディング産業と位置付けられている。「IT立県」に向けた取り組みは、遡ること1998年9月策定の「沖縄県マルチメディアアイランド構想」から始まった。2002年には同構想から沖縄振興特別措置法の施行がスタートし、情報通信産業振興計画が推進された。 加えて、コンテンツやソフトウェアの受託開発やビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)業種も伸長。そして2010年に入り、情報通信分野への取り組みの集大成となるのが2012年5月に県が策定した中長期ビジョン「沖縄21世紀ビジョン」だ。 「沖縄21世紀ビジョン」の重点施策に、沖縄県の地理的優位性を生かして経済成長戦略を描いた「沖縄県アジア経済戦略構想」があり、5つの重点戦略を掲げている。その中で情報通信分野に特化した戦略として2013年3月に策定されたのが「アジア有数の国際情報通信拠点"スマートハブ"の形成」。沖縄県が日本とアジアのハブとして、経済の成長に大きく貢献する鍵を握るのが「沖縄クラウドネットワーク」である。
沖縄クラウドネットワークを一手に
「沖縄クラウドネットワーク」は、沖縄県内におけるクラウド・コンピューティングの新たな高付加価値サービスの創出、国内外のデータバックアップ機能を補足するリスク分散拠点の形成、県内データセンター間のネットワーク拡充の強化、さらには県内外のインターネット接続コストの格差是正を目的に、沖縄県が2012年から整備を進めて来た。 沖縄クロス・ヘッドは、沖縄県から借受け、「沖縄クラウドネットワーク (沖縄県内専用線網)」を管理運営しており、2014年8月よりクラウドコンピューティングの基本システムの構築や保守運用を一括で請け負うサービスを通信事業者、SI事業者へ提供している。同社は標準的なシステムを提案することで、コストを抑え、工期を短縮し、リーズナブルな価格でサービスを実現して来た。
システム更改を機にユーザーニーズの掘り起し
既存システムの更改時期を間近に控えた2016年4月、営業部リーダー喜久村徳一氏はこの機会にシステムの見直しに着手した。喜久村氏は振り返る。 「運用中のネットワークは既存システムの更改を機に、実際に使用するお客様のニーズの洗い出しと整理を真っ先に実施しました。その結果、対応プロトコル幅の強化と安定性、運用改善を最重点目標とし、基盤ネットワーク網全体の低レイヤー化を行うことにしたのです」 ちょうど同じ時期、沖縄県は「沖縄国際情報通信ネットワーク」を整備し、アジア有数の国際情報通信ハブの形成を加速し始めていた。 「沖縄-東京間、沖縄-香港間、沖縄-シンガポール間の海底ケーブル最大600Gの帯域を『沖縄クラウドネットワーク』が受け入れるにあたって、最低限の冗長構成を準備し、顧客ニーズに応えることが急務となっていました。また、将来的に追加帯域が必要になった場合でも設計変更が容易に行える構成も必要条件でした。」喜久村氏の言葉から当時のプロジェクトの重さが伝わって来る。
選定要件と選定のポイント
20技術統括プロダクト統括部サービス開発グループ設計チームリーダー與那城 旭氏は機器選定の背景を語る。 「ネットワーク網の調査を進めていたところ、ユーザーに提供する10G回線で、拠点設置の機器のポートに空きがないことが判明したのです。 解決策を模索した結果、空いている芯線を利用し、既存の機器構成とは別に10G提供用の回線を新たに敷設することに至ったのです。」與那城氏は続ける。 「要件は、第一に3拠点で最大100km、第二にバックボーン回線は40Gか100Gでした。ところが要件に合う機器がなかなか見つからない。探し回ってようやくFXC製品に辿り着きました。FXC製品は100Gの広帯域と長距離伝送100kmのパフォーマンスに加え、1Uに収まる小型で保守運用面でも設定がしやすかったのです。これはいけると確信しましたね」 その後、沖縄クロス・ヘッド様と私どもFXC営業、技術者との打合せを重ね、機器の検証を経て年が明けた2017年2月に無事稼働することが出来た。拠点間が離れている箇所があるため、導入の際には、光レベルの測定には細心の注意を払ったという。 選定要件と選定のポイント 與那城氏はFXC製品をこう評する。「他社製品のWDMだと非常に高額になります。メディアコンバータでは一般的に拡張性が低い。その間に位置付けられるLE100GMはWebGUIも分かりやすく、非常に運用しやすい機器でした。各拠点間の接続に使用している超小型10GメディアコンバータLEX1000シリーズに至っては非常に使いやすい上、障害も少なく安定性があります。現在はLE100GMを3対向6台、LEX1881-2Fを8対向16台設置しており、キャリア、クラウド事業者、SIベンダーにご利用頂いております。」 喜久村氏からは「導入に至るまで、検討には他社製品なども含めて約1年間を要し、準備、テスト期間を合わせて、稼働までに約半年ほどかかりました。振り返ってみると当初の目的にこだわって粘り強く探した甲斐がありました。私どものスタッフ教育もFXCの協力を得て構築を実施しました。 FXCは営業、サポート対応が非常に優れている印象があります。今後も継続して安定性の高い製品を出してくれる事を願っています。」 ユーザーを第一に考えてのプロジェクト。沖縄クロス・ヘッドの社風にこれまでの発展の原点を見た思いがした。
沖縄クラウドネットワークと導入機器
「沖縄クラウドネットワーク」構成概略図
ユーザー様・ご提案パートナー様
- 社名
- ダイワボウ情報システム株式会社様
- ご担当者様
- 沖縄支店
- 所在地
- 〒900-0016 沖縄県那覇市前島3-1-15 大同生命那覇ビル8F
- 事業内容
- ダイワボウ情報システム株式会社は、国内最大級のIT専門商社で、世界中のパソコンおよび関連製品を取り扱い、DISグループの 総合力による
質の高いサービスと強力なサポート体制で、 IT関連商社、 システムインテグレーター等、 法人のお客様のあらゆる ご要望にお応えします。
- 導入事例/ソリューション集
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