ソリューション

CWDMソリューション

インターネットは今...

現在、飛躍的なスピードでデータ通信のトラフィックが増加し、インターネットの高速化への需要が急速に高まっています。ADSL事業者のスピード競争やそれに伴うADSL加入者数の伸びには目を見張るものがあります。さらに、一部ではネットワークの末端まで光ファイバで結ばれたFTTH ( Fiber To The Home )のサービスやxSPと企業間を光ファイバで接続するFTTB(Fiber To The Building)までも開始され、本格的なブロードバンド時代は既に始まっているのです。

こうしたインターネットのラストワンマイル(インターネット業者から見た言い方でユーザ側から見るとファーストワンマイル)のアクセスライン速度が、数年前とは比較にならないほど高速化しています。一方で国内や地方のインターネット・バックボーンたる長距離系ネットワークは、既にDWDM装置などを用いてテラビット(1Tbps=1000Gbps)までの帯域が確保されています。しかし、アクセスラインとロングホール・バックボーンの中間に位置するメトロエリアでは、100Mbps Ethernetや45Mbps DS-3専用回線が最も多く使われているのが現状です。12Mbps ADSLサービスの実行速度が2.5Mbpsとして単純に計算すると、100Mbpsで40人、45Mbpsで18人が同時アクセスを行えば、回線が飽和してしまうことになります。インターネットの広がりとコンテンツの広帯域化が進められている背景を考えると、メトロエリアのボトルネックは明らかです。

インターネットの概略階層構造

インターネットの概略階層構造

メトロエリア

メトロエリアエリアに焦点を当ててみると、さらにメトロアクセスと呼ばれる領域とメトロコアに分けることができます。メトロアクセスとは、キャリア事業者の局舎間、xSPのPOP間、iDCのデータセンター間、あるいは企業や大学などのキャンパス間といった、比較的必要とされる回線容量が少ない(1~4Gbps)ネットワークです。一方のメトロコアは、例えばキャリアの県内網のように地方の拠点都市間を接続するネットワークです。複数のメトロアクセスを束ねてロングホール・バックボーン接続拠点までを結びます。

メトロアクセス

メトロアクセスで要求される波長多重化数は比較的少チャンネルです。また、もう一つの特徴に様々なプロトコルが混在している点も挙げられます。FTTH事業者が使用する主なプロトコルはGigabit Ethernetですが、xSPのPOPを接続する回線にはATM(OC3/12)が多く導入されています。IDCのDisaster Recovery実現にはFibre Channelが必須です。メトロエリア・ネットワークに採用される伝送装置は、小規模中距離伝送を担っており、伝送路を使用するユーザ数も限定される(比較的小人数)ので、ハードウェア導入のコストが最も重要な検討事項になります。既存ATMスイッチやFibre ChannelスイッチをGigabit Ethernetにリプレースしなければ実現できないソリューションは受け入れられるものではありません。当然、ダークファイバの借り上げコストより低価格であることが絶対条件です。

キャンパス間のマルチプロトコル多段接続導入例

キャンパス間のマルチプロトコル多段接続導入例

企業や大学のキャンパス・ネットワークでは、例えば音声/映像系のOC-xとデータ系のGigabit Ethernetが混在していることがあります。これをすべて1000Base-Xで転送しようとすると、ダークファイバとWDM設備の導入コストに加えて既存ATM装置の変更コストも発生します。FXCのソリューションでは、既存の設備に手を加えることなくメトロアクセス・ネットワークを構築することが可能です。上図はユーザの拠点が距離的に離れていて光ファイバの損失が大きくて直結ができなかったケースに、中間に中継ポイントを設置して解決した例です。使用されたインタフェースはOC-3(SMF)と1000Base-SXです。

iDC間のGbE/FC混在での接続例

iDC間のGbE/FC混在での接続例

2001年9月に発生したニューヨークでのテロ事件以来、ITシステムの冗長化が重要視されています。特にiDCでは、最も重要なデータを離れたバックアップ・センターへ、リアルタイムでどのように送るかが課題となっています。FXCのソリューションでは、Gigabit Ethernet経由のサーバ・アクセス・トラフィックと、バックエンドで流れているFibre Channel経由のディスク・バックアップ・データを、1本の光ファイバで転送することが可能です。これによってデータセンター自身の負荷分散も図ることができるでしょう。

メトロコア

メトロコアではいくつかのメトロアクセスを束ねる必要があるので、4~16チャネルの多重化が求められます。低価格が特長のCWDMは、現在8チャンネルまでの多重化に対応しており、比較的小規模のメトロコアで採用が進んでいます。8チャンネルを越える要求はDWDM技術で対応しなければなりませんが、同じ多重数のCWDMとDWDM装置では大きな価格差があるので、借り上げるダークファイバの芯数を増やしてCWDMと組み合わせトータルコストを抑える場合もあります。

xDSL業者での導入事例

xDSL業者での導入事例

xDSL事業者、FTTH事業者、あるいはCATV事業者では、ファーストワンマイル/ラストワンマイルの接続速度が年々高速化され、POPからNOCまでの早急な回線増強が求められています。メトロコアにおけるインタフェース種別は、インターネット接続事業者の種類によってOC-xが求められる場合やGigabit Ethernetが求められる場合などまちまちです。共通しているのは、激化する接続速度競争と価格競争の真っ只中にいるので、コストに対する要求が非常に厳しいということです。高額なDWDMでは優れた費用対効果が得られないばかりか原価割れしてしまうこともあります。そのため低コストで導入可能なCWDM技術が多く採用されています。FXCのソリューションなら、ベストエフォート型サービスはGigabit Ethernet経由、品質保証型サービスはSONET/SDH(OC-x/STMx)で提供するといった、プロバイダごとに異なる各種サービスの混在にも柔軟に対応することが可能です。

冗長化構成で構築した導入事例

冗長化構成で構築した導入事例

上図の導入事例では、2芯の光ファイバにそれぞれ4チャネルずつ振り分けて、リモートファイバ上での障害が全通信に影響しないようにしています。多くのWDM装置が、1本のファイバ上で複数の波長を単方向へ送ることしかできないのに対し(単方向通信)、FXCのソリューションでは1芯のファイバ上を双方向で伝送することも可能です(双方向通信)。もっぱらDWDMで用いられる単方向通信では、2芯のリモートファイバのうち1本でも障害が発生すると8チャネルの通信が同時にストップしてしまいます。しかしFXCの1芯双方向接続なら、半分の通信は存続させることが可能です。さらにCWDM装置へ接続するルータやスイッチングハブで冗長化プロトコル(RPR/OSPF/802.1adなど)を同時に運用すれば、障害箇所を自動的に迂回することもできます。

ユーザ事例 - ATMネットワーク"NICE-NET"

西銀コンピュータサービス㈱様では、本店・支店間を接続するATMネットワーク「NICE-NET」を構築中。各所にATMスイッチを設置し、ATM通信技術を利用して勘定系データや音声データを通信している。今回、ブ ロードバンド時代に対応して、福岡県内各所の回線拡充が実施され、CWDM装置「LightEdge 501」でのATMネットワーク構築が完了し、稼動を開始した。さらに、福岡県の公共情報ハイウェイであるふくおかギガビットハイウェイ(FGH)に接続して、ギガビットイーサネットのサービスも提供している。本ネットワーク構築は、システムインテグレータである(株)NTTネオメイト九州を中心に実施した。

回線拡充の主な特徴としては、
(1) ランニングコスト削減のためにダークファイバを活用
(2) 異なるプロトコル(例えば、GbE、OC-3)の混在を可能とするWDM方式を採用
である。

ダークファイバの活用とWDM装置の利用は波長分割多重(WDM)技術により、光ファイバの芯線数を少なくできることによるランニングコスト削減、既存のネットワーク(OC-3)上の同一ファイバに新たなネットワーク(GbE)を追加混在が対応可能であるといった理由で、企業内ネットワークにおける有力なソリューションになっている。WDM装置も世の中に多くリリースされているが、CWDM装置「LightEdgeシリーズ」の主なアドバンテージとしては下記があり、NICE-NET等多くのネットワークで採用して頂いている。

NICE-NETネットワーク構成図

NICE-NETネットワーク構成図

まとめ

FXC社のCWDM製品は、設置スペースや環境を問わないコンパクトな設計を採用しています。また柔軟性、拡張性に優れたモジュール構成をとっています。さらに、安全性の高い運用管理機能を備えた、メトロエリアに最適なCWDMソリューションを提供します。

ますます激化するブロードバンドの波にさらされるメトロエリア・ネットワークを、既存インフラ設備への投資を保護しつつ、低い総所有コストで構築する・・・これがFXC株式会社です。

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